付板(読み)ツケイタ

デジタル大辞泉 「付板」の意味・読み・例文・類語

つけ‐いた【付(け)板】

(ふつう「ツケ板」と書く)歌舞伎で、ツケを打つときに用いる板。
魚のすり身かまぼこなどに仕上げるのにつける板。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「付板」の意味・読み・例文・類語

つけ‐いた【付板】

〘名〙
① 歌舞伎で、つけを打つ時に用いる板。舞台の床におき、拍子木様の二本の木でその板をたたく。
腕くらべ(1916‐17)〈永井荷風〉一「舞台の方では立廻でもあるのか頻に付板を叩く響がする」
見台(けんだい)異称上方落語家用語前座が小拍子木で見台をたたきながら演じるところからいう。
③ 魚肉類の練り物を蒸すときに付ける板。

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