デジタル大辞泉 「代謝中間体」の意味・読み・例文・類語 たいしゃ‐ちゅうかんたい【代謝中間体】 生体内の代謝において、ある物質が最終的な代謝産物に至る過程で生じる物質。代謝中間物質。中間代謝物質。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「代謝中間体」の意味・わかりやすい解説 代謝中間体たいしゃちゅうかんたいmetabolic intermediate 体内の代謝での物質変化は,多くの中間段階を経て行われるのが常であり,終産物に行きつく手前のこれらの中間段階の物質を代謝中間体という。たとえばクエン酸回路上のそれぞれの物質は,呼吸での代謝中間体といえる。代謝中間体は,それ自体として生体には利用されないが,代謝の調節においては有用なことが多い。すなわちある代謝中間体が蓄積すると,その代謝経路の入口にあるアロステリック酵素がこの中間体の結合によって,活性を抑制されるような例がしばしば認められる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
栄養・生化学辞典 「代謝中間体」の解説 代謝中間体 代謝中間物質,中間代謝物質ともいう.ある物質が一連の化学反応で他の化合物へと変換されていく過程で生じる物質を,最終の物質,すなわち代謝最終産物と区別していう. 出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報