仮庵・仮廬(読み)かりいお

精選版 日本国語大辞典 「仮庵・仮廬」の意味・読み・例文・類語

かり‐いお ‥いほ【仮庵・仮廬】

〘名〙 仮につくった粗末な小屋。刈穂(かりほ)の庵(いお)。かりお。
万葉(8C後)一・七「秋の野のみ草刈り葺き宿れりし宇治の宮処(みやこ)の借五百(かりいほ)し思ほゆ」

かりお かりほ【仮庵・仮廬】

〘名〙 「かりいお(仮庵)」の変化した語。
※万葉(8C後)一五・三六九一「秋萩の 散らへる野辺初尾花 可里保(カリホ)に葺きて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android