仮想ネットワーク(読み)かそうねっとわーく

ASCII.jpデジタル用語辞典 「仮想ネットワーク」の解説

仮想ネットワーク

コンピューターサーバー内部の仮想マシン同士を接続する、ソフトウェア的なネットワーク。実際のネットワークのように、個々のコンピューターに設置する仮想ネットワークアダプタ、仮想スイッチなどから構成され、それぞれにMACアドレスを割り当て、IPアドレスを付与できる。既存のネットワーク対応アプリケーションからは、あたかもそこにアダプタや、連携する特定のアドレスを持つサーバーがあるように見えることになり、アプリケーションを改変することなく、サーバーから仮想サーバーへとマイグレーション(引越し)できることになる。また、物理→仮想サーバーとは逆のマイグレーションもできる。すなわち、大規模なネットワークでサーバー同士が連動して動作する環境を構築する場合、実機でのテストに先立ち、数台、あるいは1台の仮想サーバーで、アプリケーションの動作やシステムの連携を確認することが、仮想化技術の進展でできるようになった。

出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android