仮泊(読み)カハク

デジタル大辞泉 「仮泊」の意味・読み・例文・類語

か‐はく【仮泊】

[名](スル)艦船が一時的に停泊すること。「台風を避けて港内仮泊する」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「仮泊」の意味・読み・例文・類語

か‐はく【仮泊】

〘名〙
① 艦船が天候事故などのために、港または沖合に、仮に停泊すること。
東京朝日新聞‐明治三七年(1904)四月一八日「当日午後一時、艦隊は旅順口港外を去り、予定地点に集合して洋中に仮泊し」
② 仮の場所で宿泊すること。
新西洋事情(1975)〈深田祐介〉日本「業者思想」欧州に死す「おまけに、仮泊しているホテルのまえまで前任者に送ってもらっての降りぎわに」
祭礼のとき、みこしが本宮から渡御し、お旅所に仮に鎮座すること。
※東京年中行事(1911)〈若月紫蘭〉八月暦「神輿の海中渡御を行ひ、佃島月島上総澪を一周して月島十一丁目に上陸仮屋に仮泊(カハク)し」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android