仮貼(読み)かりばり

精選版 日本国語大辞典 「仮貼」の意味・読み・例文・類語

かり‐ばり【仮貼】

〘名〙
① 仮に貼(は)ること。まにあわせに貼ること。また、その貼ったもの。
画工表具師などが、紙や絹などのしわの寄るのを防ぐため、それを水貼りにするときに用いる道具。框格子(かまちごうし)の骨に幾枚も紙を貼り、表面柿渋を塗った襖(ふすま)のようなもの。
落語・竹に虎(1900)〈六代目桂文治〉「恰好(てうど)襖地の仮張(カリバ)りがあります所へ筆を執って、一枚へは墨絵の竹を描きました」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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