仲立・中立・媒(読み)なかだち

精選版 日本国語大辞典 「仲立・中立・媒」の意味・読み・例文・類語

なか‐だち【仲立・中立・媒】

〘名〙
① 中に立つこと。二者の間に立って取り次いだり、関係を結ばせたりすること。また、その人。特に、男女の仲をとりもち世話をすること。媒介仲介。なこうど。
書紀(720)武烈即位前(寛文版訓)「影媛を聘(め)さむと思して、媒人(ナカタチ)を遣して影媛が宅に向はして期会(あはむとちき)らしめたまふ」
② 二つの物の媒介とすること。媒介物。
十六夜日記(1279‐82頃)「世ををさめ、ものをやはらぐるなかだちとなりにけるとぞ」
③ 敵などに内通したり、手引きしたりすること。内応すること。
釈日本紀(1274‐1301)一八「内応 〈略〉ナカタチス。秘説
④ =なかだちえいぎょう(仲立営業)〔英和外交商業字彙(1900)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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