仲立(読み)なかだて

精選版 日本国語大辞典 「仲立」の意味・読み・例文・類語

なか‐だて【仲立】

〘名〙 二者の間をとりもつこと。なかだち。媒介仲介
狭衣物語(1069‐77頃か)三「なかだての人の言ふに従ひて」
※続古今(1265)序「やまと歌は〈略〉国しづかなる時は、としを祝ふなかだてとなり」

なか‐だ・つ【仲立】

〘他タ四〙 二者の間をとりもつ。仲介をする。〔新撰字鏡(898‐901頃)〕
※二人比丘尼色懺悔(1889)〈尾崎紅葉怨言「何一つ恋を媒(ナカダ)たぬはなかりしに」

ちゅう‐りつ【仲立】

〘名〙
① 二者の間にはさまること。二者の間に立つこと。
② なかだち。とりもち。仲介。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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