仲蔵ぶり(読み)なかぞうぶり

世界大百科事典(旧版)内の仲蔵ぶりの言及

【中村仲蔵】より

…このときの苦心談は講談,落語に脚色されている。以来,実悪の諸役に腕をふるい《千本桜》の権太,《曾我》の工藤(釣狐の工藤),《売》の大日坊,《関の扉》の関兵衛など,仲蔵の型,仲蔵ぶりと呼ばれて後世に残る優れた表現を生んで,〈地芸の上手,所作の妙手〉とたたえられた。85年(天明5)冬,中山小十郎と改名,同時に志賀山万作を名のり,翌年10月《寿世嗣三番叟》を復活して,志賀山の一流を世にあらわした(志賀山流)。…

※「仲蔵ぶり」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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