伊佐城跡(読み)いさじようあと

日本歴史地名大系 「伊佐城跡」の解説

伊佐城跡
いさじようあと

[現在地名]下館市中館

勤行ごんぎよう川右岸の中館なかだて台地に位置し、観音かんのん寺本堂後方に土塁と浅い空濠がみられる。県指定史跡。

天永二年(一一一一)常陸介となって伊佐中いさなか村に居住した藤原実宗の四世朝宗は文治五年(一一八九)源頼朝の奥州征伐に随従して軍功をあげ、奥州伊達郡を与えられた(寛政重修諸家譜)。朝宗は長子為宗に伊佐氏を名乗らせて伊佐中村の本主に据え、次子宗村らを率いて伊達郡に移る(伊佐伊達氏系図)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android