伊志曾根神社(読み)いしぞねじんじや

日本歴史地名大系 「伊志曾根神社」の解説

伊志曾根神社
いしぞねじんじや

[現在地名]村松町石曾根 本村

愛宕原あたごはら扇状地末端に鎮座祭神は天照皇大御神・豊受大神のほか伊弉諾尊・伊弉冊尊・火産霊尊・大物主命・大山祇命を合祀する。旧村社。寛永三年(一六二六)社殿が設立され、新田開発の守護神とされた。もと神明宮と称する。初めは現在地より南の船岡ふなこ山にあったという。社守の戸井田家の伝えによれば、当社は越後平氏城氏にゆかりのある法盛験者なる人が、元久元年(一二〇四)船岡山に南学なんがく院を営み、そこに祀られていた屋敷神を文正元年(一四六六)現在地に奉遷したという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報