伊豆国高帳(読み)いずのくにたかちよう

日本歴史地名大系 「伊豆国高帳」の解説

伊豆国高帳(元禄初年高帳)
いずのくにたかちよう

一冊

成立 元禄初年

写本 向笠家・矢田家

解説 三島代官が伊豆国把握のために作成したとみられる高帳。向笠家本は表紙欠、矢田家本には寛永一二年と記載されるが内容は同じで、村名・石高・三島代官名から元禄初年のものと考えられる。伊豆国支配のために村々を一二組に分け、大名主の名を記載。そのため韮山代官江川氏支配の村々、および下田番所付の村々は村数・高のみ。朱印地伊豆諸島の書上がある。村名は延宝五年の「伊豆鏡」とほとんど同じだが、「伊豆鏡」は村高のみ、本帳には新田高も書上げられている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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