伊豆木村(読み)いずきむら

日本歴史地名大系 「伊豆木村」の解説

伊豆木村
いずきむら

[現在地名]飯田市伊豆木

現飯田市の南西、水晶すいしよう(七九八メートル)東麓に開けた山間盆地に位置する。古代は「和名抄」所載の輔衆ふす郷に属したと推定され、やがて伊賀良いがら庄の内となった。近世には当村のうち一千石が旗本小笠原氏の所領となり、三〇〇石は初め飯田藩領となったが、寛文一二年(一六七二)に一時、幕府領となり、天和元年(一六八一)からは美濃高須藩領となった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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