伊達氏治家記録(読み)だてしちけきろく

改訂新版 世界大百科事典 「伊達氏治家記録」の意味・わかりやすい解説

伊達氏治家記録 (だてしちけきろく)

仙台藩の編年体による正史伊達輝宗をふくめ政宗以下歴代藩主ごとに編纂。はじめの4代は1703年(元禄16)藩儒田辺希賢・遊佐木斎が編纂,ついで23年(享保8),58年(宝暦8),62年に3代の記録ができ,以後の6代および最後の慶邦については廃藩後に作並清亮ら旧儒臣が編纂し1876年(明治9)に完了した。藩主の治績中心災害等の事件人事賞罰が主で全658冊。一部刊行中。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「伊達氏治家記録」の意味・わかりやすい解説

伊達氏治家記録
だてしちけきろく

仙台藩主伊達氏の正史。 127巻,136冊。 20代綱村の命で編纂に着手,16代輝宗 (→伊達輝宗 ) から 29代慶邦まで藩庁の記録を中心に編纂されている。一部が刊行されている。

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