伊達騒動実録(読み)だてそうどうじつろく

日本歴史地名大系 「伊達騒動実録」の解説

伊達騒動実録
だてそうどうじつろく

二冊 大槻文彦著 明治四二年刊

解説 寛文一一年のいわゆる伊達騒動について、それまで歌舞伎などの虚構によってのみ伝えられていたことに対して「まことの事跡」を明らかにする意図から、当時可能な限りの資料を参照して書かれたもの。大枠において歌舞伎の忠臣・逆臣観を克服するに至らなかったとされるが、なによりも一〇〇点以上に上る資料を収載したことに価値がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android