伊那下神社(読み)いなしもじんじや

日本歴史地名大系 「伊那下神社」の解説

伊那下神社
いなしもじんじや

[現在地名]松崎町松崎

牛原うしばら山麓に北面して位置し、松崎港を望む。祭神は彦火火出見命・住吉三神。旧村社。「延喜式」神名帳に載る那賀なか郡の伊那下神社(小座)、「伊豆国神階帳」に載る従四位上「いなしりの明神」に比定される。また前記神名帳に載る那賀郡仲大歳なかのおおとし神社(小座)、前記神階帳に載る従四位上「なかおほとしの明神」に比定する説もある。新羅からの渡来人猪名部が造船を職業として集落を営み、その産土神として祀ったのが伊那上・伊那下両社であったとの説がある(旧版「静岡県史」)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

再生可能エネルギー

自然の活動によってエネルギー源が絶えず再生され、半永久的に供給され、継続して利用できるエネルギー。有限の資源である化石燃料などに代わる、新エネルギー(中小規模水力・地熱・太陽光・太陽熱・風力・雪氷熱・...

再生可能エネルギーの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android