伊那佐山(読み)いなさのやま

精選版 日本国語大辞典 「伊那佐山」の意味・読み・例文・類語

いなさ‐の‐やま【伊那佐山】

奈良県北東部、榛原(はいばら)町にある山。また、宇陀坂の別名ともいわれる。いなさやま。山路岳。
古事記(712)中・歌謡「楯(たた)(な)めて 伊那佐能夜麻(イナサノヤマ)の 木の間よも い行き目守(まも)らひ 戦へば」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

日本歴史地名大系 「伊那佐山」の解説

伊那佐山
いなさやま

内牧うちまき川水系と芳野ほうの川水系の分水嶺上にあり、標高六三七・二メートル。別名山路やまじ岳。「大和志」は「一名山路山在山路村上方、倶有古歌」として、「日本書紀」神武天皇即位前紀戊午年一一月七日条にみえる

<資料は省略されています>

の歌の「伊那瑳の山」に比定。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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