伍廷芳(読み)ごていほう(英語表記)Wǔ Tíng fāng

改訂新版 世界大百科事典 「伍廷芳」の意味・わかりやすい解説

伍廷芳 (ごていほう)
Wǔ Tíng fāng
生没年:1842-1922

中国近代の政治家,外交官。広東省新会県人。字は文爵,秩庸と号す。シンガポール生れ。イギリスに留学し香港で弁護士を開業,のち李鴻章の幕下に入り,駐米公使,外務次官を歴任。辛亥革命時には共和制に賛成し,革命政権代表として袁世凱との交渉を担当した。のち法相,外相,首相代理等を歴任,孫文の護法政府の外相をも務めた。親米英的傾向が強い。国民党政府の外相だった伍朝枢はその子息
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android