伏籠川(読み)ふしこがわ

日本歴史地名大系 「伏籠川」の解説

伏籠川
ふしこがわ

札幌扇状地の扇端部から湧き出る豊平川伏流水水源として、札幌市北東部の沖積低地を北流し、途中、篠路新しのろしん川・旧琴似ことに川・旧伏籠川などを合せ、最下流部では左岸創成そうせい川・発寒はつさむ川を入れて茨戸ばらと川に注ぐ。一級河川。流路延長一四・八キロ(うち指定区間八・二キロ)、流域面積三九平方キロ。伏古川・伏戸川などとも記す。明治二九年(一八九六)の仮製五万分一図では「伏戸札幌川」、大正五年(一九一六)の五万分一地形図では「伏籠札幌川」とあり、古くは「ふしこさっぽろ」川といった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android