伏編笠(読み)ふせあみがさ

精選版 日本国語大辞典 「伏編笠」の意味・読み・例文・類語

ふせ‐あみがさ【伏編笠】

〘名〙
編笠一種。江戸時代初期、人目をはばかる者が用いた、編目が細かく目にあたる所に小さな隙のあるものをいう。めせきあみがさ。
浄瑠璃・曾我虎が磨(1711頃)上「武士道具をふせあみがさに、鎌倉様の掴み差し」
② 人に顔を見せないように、編笠を前さがりにかぶること。〔随筆守貞漫稿(1837‐53)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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