伝達特性(読み)でんたつとくせい(英語表記)transfer characteristic

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「伝達特性」の意味・わかりやすい解説

伝達特性
でんたつとくせい
transfer characteristic

制御要素 (機器や回路) あるいは制御系の入力信号と出力信号の関係を表わす特性のこと。伝達関数または周波数伝達関数によって表わすことが多い。伝達関数 G(s) は,入力信号 x(t) および出力信号 y(t) のラプラス変換をそれぞれ X(s) および Y(s) とするとき,G(s)=Y(s)/X(s) で与えられる。 G(s) の逆ラプラス変換 g(t) は,インパルス入力信号に対する要素の応答 (普通インデシャル応答という) になる。また G(s) の siω ( ) とおくと,周波数伝達関数になる。 G(iω) は角周波数 ω の正弦波入力信号に対する出力信号の大きさおよび位相を表わす。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android