伸掛(読み)のしかかる

精選版 日本国語大辞典 「伸掛」の意味・読み・例文・類語

のし‐かか・る【伸掛】

〘自ラ五(四)〙
① からだをのばして相手の上におおいかぶさる。のびてきて一面におおいかかる。のりかかる。
※俳諧・与州播州雑詠(1797‐99)「夏山ののしかかったる入江哉〈一茶〉」
頭ごなしに相手をおさえつけようとする。かさにかかる。
※あらくれ(1915)〈徳田秋声一二「お島はのしかかるやうな疳癪声を出して逐退けた」
責任、好ましくない状況などが身にかぶさる。
都会憂鬱(1923)〈佐藤春夫〉「そんな類の夢のやうに人生そのものが彼の上にのしかかって」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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