デジタル大辞泉
「低レベル放射性廃棄物」の意味・読み・例文・類語
ていレベル‐ほうしゃせいはいきぶつ〔‐ハウシヤセイハイキブツ〕【低レベル放射性廃棄物】
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低レベル放射性廃棄物
ていレベルほうしゃせいはいきぶつ
low level radioactive waste
低レベル固体廃棄物には放射線作業により発生する分析器具,工具,布,紙,ゴム手袋などの廃棄物と原子力プラントの運転系統から発生する使用済みのフィルタや機器などの廃棄物がある。液体廃棄物には原子力発電所から排出されるトリチウムを含む廃液,使用済み燃料貯蔵プールの処理水,再処理プラントの低レベル廃液,放射性物質を扱う研究所の実験廃液や洗濯排水などがある。固体廃棄物は剪断 (せんだん) ,圧縮などの処理ののち,ドラム岳などに詰めて保管される。液体廃棄物は蒸発,凝集沈殿,ろ過などの濃縮処理を行ない,濃縮物と排水に分けられる。濃縮物はアスファルトやセメントで固化し,含有する放射能が減衰するまで保管される。排水は再利用あるいは環境放出される。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
低レベル放射性廃棄物
ていれべるほうしゃせいはいきぶつ
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例