低融点金属(読み)ていゆうてんきんぞく(英語表記)low melting metals

日本大百科全書(ニッポニカ) 「低融点金属」の意味・わかりやすい解説

低融点金属
ていゆうてんきんぞく
low melting metals

鉛(融点327.5℃)およびそれ以下の融点をもつ金属総称。金属単体としてはカドミウム(321.03℃)、スズ(231.97℃)、インジウム(156.61℃)などがある。そのほか半金属のビスマス(271.4℃)、鉛より融点は高いがアンチモン(630.74℃)などをもこれに含めることがある。これらの金属を混ぜてつくった、さらに融点の低い合金は易融合金とよばれる。

[及川 洪]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android