住友博古館(読み)すみともはくこかん

世界大百科事典(旧版)内の住友博古館の言及

【コレクション】より

…このほか関西の実業家でも,大阪の藤田伝三郎(1841‐1912),平太郎による《紫式部日記絵巻》や〈曜変天目茶碗〉など古書画,茶道具を中心とする収集(現,藤田美術館),兵庫の酒造家,嘉納治兵衛(1862‐1951)による中国古銅器,古陶磁を主体とする収集(現,白鶴美術館)などが知られる。また,住友家が精選して収集した中国古銅器が住友博古館に蔵され,根津,白鶴,住友の所蔵品を併せると,量質ともに世界でも最も高度な中国古銅器のコレクションとなる。 大正期に入ると西洋美術や近代美術のコレクションも行われるようになった。…

※「住友博古館」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」