住田(読み)すみた

改訂新版 世界大百科事典 「住田」の意味・わかりやすい解説

住田[町] (すみた)

岩手県南東部,気仙(けせん)郡の町。人口6190(2010)。北は遠野市,東は釜石・大船渡両市,南は陸前高田市に接する。北上高地に属する山々に囲まれ,南流する気仙川本支流沿いに若干の低地が開ける。農業が主産業で,ブロイラー,養豚を主体とする畜産,タバコ,ハウスイチゴなどの栽培を中心とする。特産として有住籠(ありすかご),浜ざるなどの竹細工がある。北東端近くに滝観(ろうかん)洞があり,洞内の滝は洞窟内の滝として日本一落差がある。東境にそびえる五葉山(1341m)一帯は県立自然公園に指定されている。北東端をJR釜石線が通る。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

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