住荒らす(読み)スミアラス

デジタル大辞泉 「住荒らす」の意味・読み・例文・類語

すみ‐あら・す【住(み)荒らす】

[動サ五(四)]長く住んで破損したり汚したりする。「―・された家屋

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「住荒らす」の意味・読み・例文・類語

すみ‐あら・す【住荒】

  1. 〘 他動詞 サ行五(四) 〙
  2. 他所に行き、もと住んでいた家・部屋などを荒れさせたままにしておく。
    1. [初出の実例]「またみえぬ山ぢもここをこそたのみて、つひのすみかともおもふを、としごろにかはらず、すみあらさでおはしまさんこそうれしからめ」(出典:とりかへばや物語(12C後)下)
  3. 家や部屋などを、長く住んでいため荒らす。
    1. [初出の実例]「すみあらしたるいへのにはに、さくらの花のひまなくちりつもりて侍りけるを」(出典:詞花和歌集(1151頃)春・三八・詞書)
    2. 「いほりのさますみあらしてあはれにみえ侍りけるを、かへりてのちとぶらひて侍りければ」(出典:新古今和歌集(1205)雑中・一六七〇・詞書)

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