佐久良田神社(読み)さくらだじんじや

日本歴史地名大系 「佐久良田神社」の解説

佐久良田神社
さくらだじんじや

[現在地名]白川町黒川 日面下

無反むそれ山と捨薙すてなぎ山の間にある標高九一七・四メートルの山頂に奥院、日面下ひよもしもの無反峠の登り口に本殿がある。本殿はもとは神宮寺の白雲山近松きんしよう寺であったが、明治初年の廃仏毀釈によって廃寺となり、当社の本殿となった。祭神は菊理比命、もとは白山神社と称した。寛永三年(一六二六)の棟札があり、それによると神亀元年(七二四)鎮座、当村住纐纈宗吉盛次が発願し再建したとある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android