佐久間佐兵衛(読み)さくま さへえ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「佐久間佐兵衛」の解説

佐久間佐兵衛 さくま-さへえ

1833-1864 幕末武士
天保(てんぽう)4年生まれ。長門(ながと)(山口県)萩(はぎ)藩士伯父にやしなわれ赤川姓を名のる。水戸会沢正志斎(あいざわ-せいしさい)にまなび,帰郷後,佐久間氏をつぎ,藩校明倫館の助教。のち京都で尊攘(そんじょう)派として活躍。禁門の変で敗れて帰藩後捕らえられ,元治(げんじ)元年11月12日処刑された。32歳。本姓は中村。名は忠亮,義済。通称ははじめ直次郎。号は淡水,思斎。

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朝日日本歴史人物事典 「佐久間佐兵衛」の解説

佐久間佐兵衛

没年:元治1.11.12(1864.12.10)
生年:天保4(1833)
幕末の長州(萩)藩士。藩要路にあって尊攘運動支援。元治1(1864)年,福原越後の軍に参謀として加わり上洛。禁門の変に敗北し帰藩。第1次長州征討下に誕生した佐幕派藩庁により処刑された。

(井上勲)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

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