佐井川(読み)さいがわ

日本歴史地名大系 「佐井川」の解説

佐井川
さいがわ

経読きようよみ(九九二メートル)雁股かりまた(八〇七メートル)の山間部に水源をもち、上川底かみかわそこから北流、途中下河内しもがわち付近で岩岳いわたけ川と合流したあと再び分れて新吉富しんよしとみ村との境界を流れ、吉富町直江なおえ周防灘に注ぐ。流路延長約二二キロの二級河川。中流域を中心に古代から中世にかけての遺跡が集中、主要なものとして弥生時代中期初頭から七世紀にかけての河原田塔田かわらだとうだ遺跡・小石原泉こいしわらいずみ遺跡などがあげられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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