佐竹 義輔(読み)サタケ ヨシスケ

20世紀日本人名事典 「佐竹 義輔」の解説

佐竹 義輔
サタケ ヨシスケ

昭和・平成期の植物学者 元・日本高山植物保護協会会長;元・国立科学博物館副館長。



生年
明治35(1902)年8月8日

没年
平成12(2000)年3月31日

出生地
秋田県湯沢市佐竹町

学歴〔年〕
東京帝国大学理学部植物学科〔昭和3年〕卒

学位〔年〕
理学博士

主な受賞名〔年〕
湯沢市名誉市民〔昭和63年〕

経歴
佐竹南家第19代当主。東京帝国大学理学部植物学教室副手を経て、東京文理科大学、東京農業大学講師、昭和14年東京科学博物館学芸室、24年国立科学博物館学芸部長、41年植物研究部長を歴任して、44年副館長で定年退官。植物分類学界の第一人者として、51年宮中で昭和天皇にホンクサ科植物について進講。この間、35年には尾瀬の特別天然記念物総合調査を行った。平成元年、日本高山植物保護協会の初代会長に就任著書に「西イリアン記」「日本の野生植物」(全5巻)「植物の分類」「カラー日本の花」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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