佐藤 暢(読み)サトウ チョウ

新訂 政治家人名事典 明治~昭和 「佐藤 暢」の解説

佐藤 暢
サトウ チョウ


肩書
栃木県知事

生年月日
嘉永3年12月(1850年)

出生地
薩摩国(鹿児島県)

経歴
東京府に勤め、明治7年台湾の役に従軍。その後、大阪府収税長、群馬県書記官、内閣書記官などを歴任。27年年栃木県知事に。足尾鉱毒の予防工事を訴え、奉呈書を書く。明治30年職を解かれた。のち実業界に入り、博多湾鉄道会社社長などを務めた。

没年月日
明治43年9月7日

出典 日外アソシエーツ「新訂 政治家人名事典 明治~昭和」(2003年刊)新訂 政治家人名事典 明治~昭和について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「佐藤 暢」の解説

佐藤暢 さとう-ちょう

1851*-1910 明治時代官僚,経営者
嘉永(かえい)3年12月生まれ。もと薩摩(さつま)鹿児島藩士。東京府取締組組頭,権(ごんの)大警部をつとめ,一時帰郷する。のち大阪府の収税長,書記官をへて,明治24年内閣書記官,27年栃木県知事となる。博多湾鉄道社長,川崎造船所取締役をつとめた。明治43年9月7日死去。61歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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