体液説(読み)たいえきせつ

世界大百科事典(旧版)内の体液説の言及

【体液】より

…Ca2+も大部分が結合型である。【東 健彦】
[体液説]
 体液は,すでに古代ギリシア・ローマの医学でその存在が注目され,心身の病態の説明原理として盛んに取り上げられた。中国や日本など東洋の医学で,昔から気や風の変化から疾患を〈病む気〉,つまり〈病気〉として説明してきたのとはきわめて対照的で,こうした体液病理学による医学的思考は,ルネサンス以後に解剖学が進歩して器官の病理学(固体病理学)と入れかわるまで,ヨーロッパで支配的だった。…

※「体液説」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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