体系文法(読み)たいけいぶんぽう(英語表記)systemic grammar

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「体系文法」の意味・わかりやすい解説

体系文法
たいけいぶんぽう
systemic grammar

ロンドン学派の言語学者 M.ハリデイの提唱する文法理論。理論的枠組みとして,単位構造,類,体系の4つの範疇と,それらを相互にあるいは実際のデータと結びつける3つの尺度 (階位,細密度,実現度) とを設定する。 J.ファース言語理論の延長上にあり,実際の場面における言語形式の機能を重視する点が特色

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android