体表面積法則(読み)たいひょうめんせきほうそく(英語表記)surface law

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「体表面積法則」の意味・わかりやすい解説

体表面積法則
たいひょうめんせきほうそく
surface law

定温動物代謝量が,動物の大きさにかかわらず体表面積に比例するという経験法則。ドイツの生理学者 M.ループナーの提唱 (1883) 。ハトネズミなどの小型動物からウシなどの大型動物にいたるまで,一応通用するとされ,代謝で生じた熱の放散が体表面積に比例するというのが論拠であった。いまではこの理由づけはおおまかすぎることが指摘されているが,事実のまとめ方そのものはいまも近似的に通用する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android