何に(読み)なにに

精選版 日本国語大辞典 「何に」の意味・読み・例文・類語

なに【何】 に

  1. どんなものに。どういうことに。
    1. [初出の実例]「世間を何物爾(なにニ)譬へむ朝びらきこぎ去にし船の跡なきごとし」(出典万葉集(8C後)三・三五一)
  2. どんな目的で。なんのために。
    1. [初出の実例]「あひみねば恋こそまされみなせがはなににふかめて思ひそめけむ〈よみ人しらず〉」(出典:古今和歌集(905‐914)恋五・七六〇)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android