何屋(読み)なんでもや

精選版 日本国語大辞典 「何屋」の意味・読み・例文・類語

なんでも‐や【何屋】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 一通りの日用雑貨を売っている店。よろずや。
    1. [初出の実例]「郵便切手を売ってゐるなんでも屋の店や」(出典:小鳥の巣(1910)〈鈴木三重吉〉下)
  3. どんなことでも気安く引き受ける人。何にでも手を出したがる人。また、何事でも一通りはできる人。
    1. [初出の実例]「弁護士が職業で三四年前から政治社会に首を突込んだ当世風の何(ナン)でも屋(ヤ)である」(出典湯女(1898)〈内田魯庵〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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