何良俊(読み)かりょうしゅん

世界大百科事典(旧版)内の何良俊の言及

【狂態邪学】より

…中国の16世紀後半の文人,高濂が,その著《燕聞清賞箋》の中で,鄭顚仙,張復,鍾礼,蔣嵩,張路,汪肇の6人の浙派末流画家をけなして批評した語。同じ一文は項元汴の《蕉窓九録》,屠隆の《考槃余事》等に転載され,明末文人社会に流布したが,これらより早く何良俊(1506‐73)も,同様の画家群を粗放な筆墨法のゆえに非難している。このような批判は,当時興隆期を迎えた呉派から,対立する画派である浙派への流派的攻撃の性格が強く,今日では狂態邪学派の作品の示す力強い造型が再評価されている。…

※「何良俊」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android