余勢(読み)ヨセイ

デジタル大辞泉 「余勢」の意味・読み・例文・類語

よ‐せい【余勢】

何かをしとげたあとに残っているはずみのついた勢い
あふれるような活力
「―ノ良イ人」〈日葡
残りの軍勢
兼康が―六十余人からめ取って」〈平家・五〉
[類語]優勢攻勢猛攻猛撃猛爆猛襲痛撃奇襲夜襲電撃攻撃襲撃急襲強襲突撃進撃進攻侵攻ねらい撃ち征伐せいばつ総攻撃攻略直撃迫撃挟み撃ち挟撃出撃追い撃ち追撃アタックおそ襲いかかる攻める攻めかかる攻め立てる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「余勢」の意味・読み・例文・類語

よ‐せい【余勢】

〘名〙
① 非常な勢い。また、みちあふれるような気力
※古文真宝笑雲抄(1525)四「右の二王の余勢にてをさめたぞ」
② あまった勢い。残りの勢力
※平家(13C前)五「大衆かかる内儀をばしらず兼康がよせい六十余人からめとって」 〔曹植‐魏徳論〕
浮世草子・好色破邪顕正(1687)上「其女に出逢ては、我身分限よりは、物事余勢(ヨセイ)に見せ」

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普及版 字通 「余勢」の読み・字形・画数・意味

【余勢】よせい

余った勢い。

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