作付け方式(読み)サクヅケホウシキ

デジタル大辞泉 「作付け方式」の意味・読み・例文・類語

さくづけ‐ほうしき〔‐ハウシキ〕【作付け方式】

農作物を栽培するときの様式三圃さんぽ輪栽式穀草式など。また、連作輪作単作混作など。

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世界大百科事典(旧版)内の作付け方式の言及

【作付け】より

…たとえば岩手県北の一戸町では,1960年ころは〈キャベツ,バレイショ―青刈りデントコーン―ダイズ〉の体系であったが,80年ころには野菜を主とした〈レタス―短根ニンジン―スイートコーン〉が多くなり,また同時代に同県軽米(かるまい)町では〈ヒエ―ムギ―ダイズ(間作)〉から,〈タバコ―ムギ―飼料用カブ,ソバ〉へと変化している。 農業の歴史についての記述などの中でしばしば用いられている〈作付け方式〉は,作付け体系と地力維持方式とを総合した土地利用の歴史的な発展段階を表す区分として用いられることが多い。代田(だいでん)式(開拓した土地に無肥料で作物を栽培し,地力が消耗するとそこを放棄してしまう最も原始的な作付け方式),主穀式(畑に穀物だけを作付け,地力回復のために3年に1回休閑する三圃(さんぽ)式などのような作付け方式。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」