作枝(読み)つくりえだ

精選版 日本国語大辞典 「作枝」の意味・読み・例文・類語

つくり‐えだ【作枝】

〘名〙
金銀などで草木の枝に似せてつくったもの。献上物・捧げ物・贈り物などをつけるのに用いた。
伊勢物語(10C前)九八「九月許りに、梅のつくりえだに雉子をつけて奉るとて」
② 手を入れて種々の形につくった枝。
浄瑠璃傾城酒呑童子(1718)四「華麗をつくす物ずきの、松のつくり木・つくり枝」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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