デジタル大辞泉 「佞」の意味・読み・例文・類語 ねい【佞】[漢字項目] [音]ネイ(漢)1 口先がうまい。心がねじけている。「佞奸ねいかん・佞言・佞臣・佞人/奸佞・邪佞」2 人あたりがよい。才がある。「不佞」[補説]「侫」は俗字。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「佞」の意味・読み・例文・類語 ねい【佞】 〘名〙 (形動) 人にへつらい、その機嫌をとること。おもねること。また、そのさまや、その人。※太平記(14C後)三〇「帝則ち諫に順て政を正し民を撫で賢を招き佞(ネイ)を退け給しかは」※仮名草子・竹斎(1621‐23)下「心にねいなる事も無し」 ねい‐・す【佞】 〘自サ変〙 こびへつらう。おもねる。※名語記(1275)四「物をねいすといひ、ねいねいなどいへるねいの心、如何。答、ねいは倭也。佞〈同き歟〉、おもねるかたむのよみあり」※文明論之概略(1875)〈福沢諭吉〉一「世人簡易を悦べば簡易を装ふて世に佞する者あり」 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報