使婢(読み)つかわしめ

精選版 日本国語大辞典 「使婢」の意味・読み・例文・類語

つかわし‐め つかはし‥【使婢】

〘名〙
神仏の使いといわれるもの。比叡の猿・熊野の烏・稲荷の狐・八幡の鳩・春日の鹿・弁天の蛇などの類。使い姫。つかい。
※三島宮御鎮座本縁(古事類苑・神祇五〇)「己酉二年〈略〉白鳥鷺、三島使女云」
※謡曲・金札(1384頃)「これは伊勢大神宮のおん遣はしめ、天津太玉の神なり」
② 召し使う者。家人家来
正法眼蔵(1231‐53)出家功徳「国王大臣のつかはしめとして」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android