侍従・御許人・陪従(読み)おもとびと

精選版 日本国語大辞典 「侍従・御許人・陪従」の意味・読み・例文・類語

おもと‐びと【侍従・御許人・陪従】

〘名〙 (「おもとひと」とも)
令制中務省に所属する官。天皇近侍し、その職務を補足した。従五位下相当官。定員八名。のち、次侍従擬侍従などが加えられ、臨時儀式に奉仕した。じじゅう。おもとびとまちぎみ。
常陸風土記(717‐724頃)行方「時に、天皇四(よも)を望みまして、侍従を顧みて曰(のりたま)ひしく」
② 側近者。侍者侍女。供奉者。
平中(965頃)一「帝の御母后のおもと人、この、知れる人のなかに言ひやる」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android