侘び(読み)ワビ

デジタル大辞泉 「侘び」の意味・読み・例文・類語

わび【×侘び】

動詞「わ(侘)びる」の連用形から》
茶道俳諧などにおける美的理念の一。簡素の中に見いだされる清澄・閑寂な趣。中世以降に形成された美意識で、特に茶の湯で重視された。→さび
閑寂な生活を楽しむこと。
思いわずらうこと。悲嘆にくれること。
「今はは―そしにける息のに思ひし君をゆるさく思へば」〈・六四四〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android