侘入・詫入(読み)わびいる

精選版 日本国語大辞典 「侘入・詫入」の意味・読み・例文・類語

わび‐い・る【侘入・詫入】

〘自ラ四〙
① つらく思い、恐れ入る。しおれかえる。
蜻蛉(974頃)下「わるくきこえさする御けしきもかかりなど、おりたちてわびいりたれば」
② 閉口する。
※滑稽本・七偏人(1857‐63)二「何らの御催しか知らねへが、その美姿では実に詫(ワビ)いる」
③ (詫入) しきりにわびる。ひたすら謝罪する。
かくれんぼ(1891)〈斎藤緑雨〉「俊雄漸く夢覚て父へ詫入(ワビイ)り元の我家へ立帰れば」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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