供花・供華(読み)くげ

精選版 日本国語大辞典 「供花・供華」の意味・読み・例文・類語

く‐げ【供花・供華】

〘名〙
死者仏前に、花をそなえて供養すること。または、そなえる花。くうげ。きょうか。
※浄業和讚(995‐1335)中「管絃・歌舞の菩薩は雲にそでをひるがへし、持幡供花(クゲ)荘厳は風にまかせてみだれたり」
源平盛衰記(14C前)一六「供花(クゲ)の薫りも絶えにけり」
② 「くげえ(供花会)」の略。
百練抄‐承元二年(1208)五月一六日「今日、長講堂供花也」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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