精選版 日本国語大辞典 「係助詞」の意味・読み・例文・類語
かかり‐じょし【係助詞】
〘名〙 国文法で助詞の一類。文語では「は・も・ぞ・なむ・や・か・こそ」(禁止の「な」を含める場合もある)、口語では「は・も・こそ・さえ・でも・しか・ほか」など。文語でこれらの助詞は、平叙の文、疑問・反語の文などの文中または文末に用いられて、問題の点、強調する点、疑問となる点などを示す。文中に「ぞ・なむ・や・か」または「こそ」があるときは、それを受けて結ぶ活用語が、それぞれ連体形、已然形をとるところに特色がある。口語では、文末の用法はなく、また、文中に用いられる場合も述部の語形に影響を及ぼすことがないので副助詞に含められることが多い。山田孝雄(よしお)の命名による。けいじょし。係辞(かかりことば)。→係り結び
けい‐じょし【係助詞】
〘名〙 =かかりじょし(係助詞)
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