デジタル大辞泉
「俗情」の意味・読み・例文・類語
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ぞく‐じょう ‥ジャウ【俗情】
〘名〙
① 俗事に関する情。また、俗人の心。名利などにあこがれるいやしいこころ。
俗念。
※
懐風藻(751)初春在竹渓山寺於長王宅宴追致辞〈釈道慈〉「况乎道機俗情全有
レ異、香盞酒盃又不
レ同」
※乙州宛芭蕉書簡‐元祿三年(1690)六月一五日「大かた
此方も御同前、近来不
レ覚俗情にしみ申候」 〔
陶潜‐
辛丑歳七月、赴仮還
江陵夜行塗口詩〕
※浮世草子・古今堪忍記(1708)二「我つつしみてみだりが
はしからじとおもふとも、俗情いかがと心もとなく、われながら疎ましければ」
③ 世俗のありさま。また、世間の事情や人情。
※
花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉四七「俗情
(ゾクジャウ)の堪へ難きを忍び
死生の実を告るあれよ」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
普及版 字通
「俗情」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報