保俶塔(読み)ほしゅくとう

世界の観光地名がわかる事典 「保俶塔」の解説

ほしゅくとう【保俶塔】

中国浙江(せっこう)省杭州(こうしゅう)(ハンチョウ)の西湖北岸にあり、宝石山に立つ塔。北宋統一後の900年に、呉越王が都へ出発する際、無事を祈る伯父が建立した。現在の塔は1933年に修復された。6面7層からなるこの塔は、細身で優美さをたたえた西湖湖畔に立つ美人にもたとえられ、「保俶は美人の如し」と古くから親しまれている。朝夕時刻により、趣きを変える美しい塔である。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android